「宅急便」と「宅配便」の違い【葛飾区の配送ならファンリミット】
2022/09/09
「宅急便」と「宅配便」の違い
みなさんがよく耳にする「宅急便」と「宅配便」という言葉には、実は明確な違いが存在します。
どちらも、通販などで荷物が届くときに、何気なく使われていると思いますが、今回はこの2つについて解説させていただきます。
「宅急便」とは
宅急便は1971年に当時のヤマト運輸の社長の小倉氏が発案し、1976年に「電話1本で集荷・1個でも家庭へ集荷・翌日配達・運賃は安くて明瞭・荷造りが簡単」というコンセプトでスタートした、ヤマト運輸のサービス名称の1つです。
当時の「小口は手間ばかりかかって採算があわない。」という常識を覆し、開始初日は11個だった取扱数も今では月間1億個以上を輸送する日本トップクラスの輸送サービスへと発展しました。
もはや当たり前過ぎて、「自宅に荷物が届くサービス」=「宅急便」と言う理解の方が多いかもしれません。
ちなみに、1件1個口のサイズ運賃を始めたのもこの宅急便が最初です。今では当たり前の、60サイズで✕✕県行きならば運賃は〇〇円というのもヤマト運輸が発祥です。
※それまでは移動距離と合計総重量で料金を決める路線運賃が普通で、個人が気軽に荷物を送る際のハードルの1つでした。
参考:ヤマト運輸・宅急便の歩み
「宅配便」とは
小口貨物輸送の形態の1つで、一般的に個人宅宛の1件1個口を単位とする何かしら名称の付いた輸送サービスの総称です。
例を上げると、前述のヤマト運輸の「宅急便」、日本通運の「ペリカン便」、日本郵便の「ゆうパック」、佐川急便の「飛脚宅配便」、福山通運の「フクツー宅配便」などが該当します。
参考:コトバンク「宅配便」
結論
ヤマト運輸の企業努力により「宅急便」が一般的になりすぎて他のサービスと混同されがち。
正しくは、「宅配便」は個人宛の輸送サービスの総称で、「宅急便」はその中の1つ。
おまけ
宅配便といえば、スタジオジブリの「魔女の宅急便」も「宅急便」ですね。
スタジオジブリは「魔女の宅急便」の商標(第2462634号,第4405430号,第4700078号)を取得していますが、これは書籍やビデオ・DVD、グッズ販売用です。
実は、日本では「映画の題名」そのものには商標権を設定できないそうです。
そして、ヤマト運輸の「宅急便」はジブリの「魔女の宅急便」とは、指定している商品・サービスの範囲が全く異なるため登録商標上の問題はありませんが、映画公開にあたり、タイアップを行なっており「こことを暖かくする宅急便です。」というキャッチコピーのポスターを作っています。
参考:『魔女の宅急便』公開時のヤマトHDのポスター(出典:「100年のあゆみ」)
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