運転免許証は今後どうなるの?【葛飾区の配送ならファンリミット】
2022/10/16
運転免許証は今後どうなるの?【葛飾区の配送ならファンリミット】
昨今、保険証とマイナンバーカードの一本化について報じられていますが、運転免許証も同様に2024年の秋頃に一本化を目指しているようです。
今回は、運転免許証について解説いたします。
○実は借り物な運転免許証
運転免許証は、一般的にカードサイズの自動車や二輪車、原動機付自転車の運転が許可されていることを示す公文書です。
実は道路交通法の規定上、「もらった」のはあくまで運転の許可であり、運転免許証自体は「貸出」で発行元の各都道府県公安委員会に必要に応じて返却義務があります。
○運転免許証から読み取れること
運転免許証にはさまざまなデータが記録されています。具体的には、表面の記載事項の他、氏名、生年月日、住所、免許の条件、写真データ、番号がICチップに記録されています。
また、12桁ある免許証番号は、左から次のように構成されています。
<免許証番号12桁の内訳>
発行元の都道府県公安委員会の番号2桁(例:北海道は10、東京は30)、最初に運転免許証の発行を受けた年の西暦の下2桁、5〜10桁目は管理番号、11桁目は管理番号の誤り確認用の数字、最後の12桁目は紛失・盗難による再発行の回数。
○身分証としての運転免許証・健康保険証
日本国内で持っている人が多いことや顔写真付きということもあり、日本国内では保険証よりも信頼度が高い身分証明書として扱われています。
例えば、今までの保険証は顔写真がないので、初めて行く病院なら本当に目の前にいる人物が保険証の持ち主と同一なのか自己申告を信じるしかありません。
また、運転免許証は通名を本名に「併記」できるのですが、保険証は記載氏名を通名か本名か「選べる」という点も、目の前の人物の特定という部分で運転免許証が今まで強かった要因の1つです。
なお、今後マイナンバーカードと保険証が一体になると運転免許証とマイナンバーカード+保険証は同等レベルの身分証になります。
○いつマイナンバーカードと一本化されるの?
2024年の秋頃、可能ならば前倒しとされています。
しかし、これには2つ問題があります。
1つ目は、各都道府県でバラバラの運転免許証のデータ管理仕様の統一。
今まで各都道府県公安委員会がそれぞれ独立してデータ管理してきた経緯により、まずは管理の仕様の統一を図って、そのあとマイナンバーカードに対応させる必要があります。
この作業をあと1〜2年でおこなうのが難しいのでは?という意見があります。
具体的には以前ICチップ付きの免許証に切替えた際は、2007年に切替が始まり、最後に鳥取県が切替たのが2010年で、全体で3年もかかっています。なお当初予定では2004年に一斉導入予定でした。
2つ目は、運転免許証を発行している都道府県公安委員会の上の立場の国家公安委員会の委員長が、マイナンバーカードへの一本化について「検討していない」と発言していることです。つまり運転免許証を廃止するつもりはなく、運転免許証とマイナンバーカードの両方を持っていても良いという意味だと思われます。
今年の3月の道路交通法の一部改正において準備ができ次第マイナンバーカードへ運転免許証内容の記載しても良いことと、それを運転免許証とみなして良いということで閣議決定されていますので、利便性を考えるとマイナンバーカードに一本化する方が良さそうです。
ただ、上のポジションの方のネガティブな発言により、全体的な動きに遅れが生じることは十分に考えられるのではないでしょうか。
結論
時代の流れから考えて、運転免許証はゆくゆくマイナンバーカードと一本化される。
ただし、2024年予定だが、多分遅れる。
さて、当社ファンリミットではルート配送の軽貨物ドライバーを募集しております。
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