パレットと物流【葛飾区の配送ならファンリミット】

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パレットと物流【葛飾区の配送ならファンリミット】

パレットと物流【葛飾区の配送ならファンリミット】

2022/10/31

パレットと物流【葛飾区の配送ならファンリミット】

 

前回パレットの大きさの話をいたしましたが、今回は、更にパレット輸送の歴史やこれからについて解説いたします。


 

○パレット輸送の歴史

 パレットとは荷物をのせる台のことで、よく目にするものとしては平パレットという板状でフォークリフトの爪をさせる空洞がある「すのこ」状のものがあります。

 パレットの登場・普及は第二次世界大戦後のいわゆる高度経済成長期と考えてさしつかえないと思われます。パレットはフォークリフトやローラーコンベア、ハンドリフトなどの機材が不可欠です。戦前の日本でも三菱によってフォークリフトは製造されていましたが、あまり普及せず、本格的には戦後進駐軍が持ち込んだ機材をきっかけに国内に普及していったと考えるのが自然だからです。

 今ではあまり想像できないかもしれませんが、荷物を貨物列車や貨物船にのせる際は、作業員が1つ1つ肩に担いで運んでのせるのが当たり前の時代がありました。当然、人海戦術を用いても多くの荷物を素早く取り扱うのには限界があります。パレットはこの人力の限界を突破する為の手段として普及し、今では当たり前の存在となっているのです。


 

○パレットの種類

 材質としては、木製・樹脂製(プラ)・アルミなどがあり、一般的には木製・樹脂製が多く、アルミ製は一部の精密機器や航空輸送用途くらいでしか見かけません。

 形状としては前述の平パレットが一般的で、他に液体輸送用のタンクと一体型のものや鉄カゴと一体なものなどもあります。

 いずれも、フォークリフトやハンドリフトで動かすのを前提とした作りになっています。

 

○最近のパレットのトレンド

 パレットはとても便利ですが、便利が故にいくつか問題点があり、さまざま解決策が模索されています。

 

①パレットが持ち主のところへ帰ってこない

 パレットの持ち主がパレットを使って出荷後、自身のところにパレットが帰ってこないというのはよくある話です。パレットのレンタル業者なども存在しますが、いずれにしろ次の出荷までにはまたパレットが必要ですから、帰ってこない分は買うか借りるかしなければなりません。これが中々コストがかかることなのです。

 解決策としては、取引先と同じパレットレンタル業者を使うとか、帰ってこないものと割り切ってダンボール製のパレットを利用するなどありますが、うまく行かないのが現状です。

 

②サイズがたくさんありすぎる

 パレットはその便利さ故に、各業界で独自の進化をとげ、国際基準サイズだけでも6種類、国内や海外のローカル規格も含めると数百種類存在します。

 例えば、国内の野菜の輸送に絞っても各地方ごとに別々の標準サイズがあり、混載でトラックに積み付けたり、倉庫にしまうとどうしてもいびつになってしまい効率が悪くなってしまいます。これについて、農林水産省と国土交通省や全農などの関係省庁・団体が11パレットへの積付けを標準とする統一化を目指して取り組みを続けています。

 

結論

 手元に届く荷物がのっていた板パレットには、先人の知恵や関わる人たちのさらなる工夫が詰まっています。

 

余談

 物流博物館所蔵で、日本通運製作の「荷役はかわる 〜通運のパレット作業〜」という映像があります。Youtubeでも視聴できますので、、ぜひ一度ご覧ください。

 

さて、当社ファンリミットではルート配送の軽貨物ドライバーを募集しております。

配送業界にご興味をお持ちなら、業界未経験の方でも大歓迎いたしますので、ぜひご応募ください。

電話はもちろんLINEでもお問い合わせを受付けておりますので、お気軽にご連絡ください。

 

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